ヨーロッパリーグ予選プレーオフ・ファーストレグが20日に行われ、ノルウェーのオッドと日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。
ドルトムントは、7月30日と8月6日に行われたEL予選3回戦でヴォルフスべルガーと対戦し、2試合合計6-0でプレーオフ進出決めた。
その後、9日のDFBポカール1回戦のケムニッツァー戦で2-0の勝利し、15日にはボルシアMGとのブンデスリーガ開幕戦で4-0の圧勝。
ここまで無失点での4戦全勝と、いい流れでアウェーでのオッド戦に臨んだ。香川はトップ下で先発出場している。
試合は、ドルトムントが開始16秒でゴールを許す。オッドは、ロングボールを収めたラフィク・ゼフニニがペナルティエリア内左に突破し折り返す。
そのボールにニアサイドに飛び込んだヨネ・サムエルセンが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
わずか16秒で今シーズン初失点を喫したドルトムントは2分、香川がエリア内左で相手のクリアボールを拾うと、切り返して右足を振り抜くが、シュートはクロスバーに弾き返される。
ドルトムントは19分、エリア手前中央でパスを受けたムヒタリアンが、切り返しからミドルシュートを放つが枠の上、するとその直後にオッドが追加点を奪う。
右サイドから攻撃を組み立てたオッドは、中央のフレドリク・ノルクベレにボールが入ると、目の前のぽっかり空いたスペースを突破しエリア内に侵入。
右足シュートでゴール右隅に沈めた。さらに22分、敵陣中央でFKを獲得したオッドは、エスペン・ルートが直接狙う。
回転の少ない強烈なシュートは、GKローマン・ヴァンデンーの手を弾いてゴールに突き刺さった。ホームのオッドがリードを3点に広げる。
反撃したいドルトムントは30分、ムヒタリアンがエリア手前中央から右足を振り抜くが、地を這うシュートは左ポストに阻まれる。
すると34分にドルトムントが1点返す。エリア内右のケヴィン・カンプルからのマイナスの折り返しを、イルカイ・ギュンドアンがダイレクトでシュート。
これは19歳のGKソンドレ・ロスバッハにセーブされるも、こぼれ球に詰めていたピエール・エメリク・オーバメヤンが右足で押し込んだ。前半はこのままドルトムントの2点ビハインドで折り返す。
後半に入って、立ち上がりにドルトムントがリードを1点に縮める。47分、左サイドからのクロスの折り返しにエリア内中央の香川が、右足のボーレーシュートでネットを揺らした。
香川は今シーズンの公式戦5戦目にして初ゴールを決めている。
勢いに乗るドルトムントは67分、エリア前中央でオーバメヤンが右足を振り抜く。
しかしシュートはロスバッハがわずかに触り、右ボストに弾き返された。
さらに70分、エリア内右のマティアス・ギンターからのクロスに、ファーサイドのオーバメヤンが右足で合わせるが、ミートせず枠を捉えられない。
だが76分、ドルトムントに待望の同点ゴールが生まれる。
左サイドのマルセル・シュメルツァーかのグラウンダーの折り返しに、中央のオーバメヤンが左足のダイレクトシュートで、GKの股間を抜いてネットを揺らした。
そのまま逆転を狙うドルトムントは80分、右サイドからの折り返しに、中央に走り込んできたギュンドアンが右足で合わせるが、またもシュートはクロスバーに嫌われた。
すると84分、左サイドの香川からのクロスに、ファーサイドのムヒタリアンがヘディングで押し込みゴール。ドルトムントが3点差をひっくり返した。
試合はこのまま終了。ドルトムントがアウェーで4-3の大逆転勝利を収めた。なお1ゴール1アシストの香川はフル出場を果たしている。
セカンドレグは27日にドルトムントのホーム、シグナル・イドゥナ・パルクで行われる。
【スコア】
オッド 3-4 ドルトムント
【得点者】
1-0 1分 ヨネ・サムエルセン(オッド)
2-0 19分 フレドリク・ノルクベレ(オッド)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150821-00342199-soccerk-socc SOCCER KING 8月21日(金)5時22分配信
3-0 22分 エスペン・ルート(オッド)
3-1 34分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
3-2 47分 香川真司(ドルトムント)
3-3 76分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
3-4 84分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)